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新潟県村上市山北(さんぽく)地区で買い物支援

【視察】中学生が「さんぽくの未来を考える」

6月19日(火)の午後、地元山北中学校の総合学習の時間を見学させていただきました。
この日のテーマは「さんぽくの未来を考える」。
一次、二次、三次産業、ICT産業、教育・医療・福祉、地域づくりの分野に関して
山北で熱心に取り組んでいる方を講師に呼んで話を聞き、
課題や対策を考えます。

 

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事前に中学生が整理した山北の課題と解決策。地域住民のひとりとしての当事者意識がうかがえました。

講師陣が、山北で日頃活躍されている方ばかりで、とっても豪華!
どの分野の話を聞きに行こうか迷いました。
でもやっぱり地域づくりが最も仕事に関連するし、
山北の取り組みについて中学生がどんな印象を抱くのか気になったので
地域づくりがテーマの教室に向かいました。


1~3年生14人がいる教室で、
政治(村上市の市議会議員)、行政(村上市山北支所)、民間団体(山北地区まちづくり協議会)の担当者がそれぞれ20分ほど話をします。

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中学生はこの日の話をどのように受け止めたでしょうか。

3人の話に共通していたのは、やはり少子高齢化の進行により地域の活力が減ってきているということ。
そこから、それを打開するために行っていること、
例えば日沿道の整備促進や、観光・交流・移住者を呼び込む仕組みづくり、住民目線での困りごと解決など、それぞれの立場からお話しされていました。


中学生からは、
「山北を出て行った人が帰ってきたいと思えるようになるには?」
「山北の認知度を上げるには?」
などの質問が出ました。


少子高齢化なんていうと問題が大きすぎて改善策なんてないように思えるかもしれませんが、
講師の方がおっしゃっていた通り、
住民一人ひとりが、お祭りなどの行事や、近所の人との助け合いなどの日常を通じて、山北での暮らしを楽しむことが
何より大切なんじゃないかなあと思います。


この日話を聞いた中学生たちの中にも、将来進学や就職で山北を出ていく子がいるだろうけれど
いずれまた戻ってきたい、そう思われるような山北であれるよう、
よそから移住してきた身としてできることを積み上げていけたらなと、気持ちを新たにしました。