【視察】買い物支援の先輩を訪ねて神林へ
6月12日(火)、村上市神林(かみはやし)地区にある塩谷(しおや)集落を訪れました。
先日、塩谷の人のための商店「ぎょぎょかい めでたや」のお話を伺い、実際の様子を見たくなったのです。
塩谷出身で、今年から集落支援員として活動する阿部久美子さんが始めた同店。
塩谷に商店がなくなり、高齢者から買い物に困っている声を聞くようになって、2013年にオープンしたそうです。
(開業年は、塩谷の若者団体「塩谷基地」ブログにて確認しました。間違っていたらごめんなさい!)
「ぎょぎょかい」って、ちょっと変わったネーミングですが
「もともとこの店舗が、漁業協同組合の事務所だった場所なのでそう呼ばれていた。
新しい名前を付けても、年配の方は馴染みのある呼び方をするだろうから、名前はそのままに」
とのこと。なるほど~。
店内には、野菜や肉、魚加工品、豆腐、乾物、調味料など、日々の食事に必要なものが一通り揃います。
足りないものは阿部さんが他の店に調達しに行ったり、
集落内ですら移動が厳しい方は、お迎えに行くか、商品を自宅まで届けているとか。
お客さんから、ちょっとした機械の故障や、家の電球の交換なども頼まれるそうで、
塩屋の御用聞きとして大活躍しています。
もともと北前船で栄えたこともあってか、集落の中に、みそ・醤油屋が3軒、海産物加工品の店が2軒、お菓子屋さんも2軒、残っていることに驚きました。
集落内のお店全軒の商品を扱っているので、集落の人たちだけでなく、よそから塩谷を訪れた人も楽しめますよね。
お客さんは、買い物だけでなく、店内で会った知り合いとおしゃべりに花を咲かせたりもしています。
阿部さん曰く、
「女性は店内のベンチで、男性は店の奥にある事務所(畳の部屋)でしゃべることが多いかな」。
肩ひじ張ったところがなく、塩谷の人たちの生活に自然になじんでいる様子がとても素敵でした。
私から見れば、今でも十分立派なお店なのですが、
阿部さんは現状に満足せず、よりよい場所にしようと考えているそうです。
塩谷の皆さんの生活に密着し、どんどん進歩・前進する「ぎょぎょかい めでたや」。学ぶことばかりでした。
ありがとうございました!
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「ぎょぎょかい めでたや」
村上市塩谷1299-2
0254-62-7273
毎週火曜・金曜 9:00~17:30
詳細は下記よりご覧ください(外部サイトに飛びます)
http://shioyabase.web.fc2.com/medetaya.html