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新潟県村上市山北(さんぽく)地区で買い物支援

さんぽく祭出店しました&素敵な絵はがき作品集

11月10日(日)に開催されたさんぽく祭。
私は「さんぽく絵はがき製作所」というブースを出展しました。

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山北らしさを感じさせるイラストのはんこを作っておき、
当日参加者の方には無地のはがきの中にオリジナルの山北の風景を再現してもらうという試みです。

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初めての取り組みだったので、どのような反応がもらえるかドキドキでした。
結果、絵はがきづくりに参加してくれた人数は想定より少なかったものの
実際に取り組んでみた皆さんは思っていた以上に楽しみ、満喫していってくださいました。


心の赴くままにポンポンポン!とはんこを押していく人や
どのはんこをどの位置に押すかで何分も悩む人
下書きをしてイメージを固めてから本番に取り掛かる人など
向き合い方も人それぞれで見ていて面白かったです。
事前にこのブログのお知らせ記事を見てわざわざ足を運んでくれた方もいて、とっても嬉しかった!

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作品を写真に撮らせていただいたものの中からいくつかご紹介します♪
素晴らしい作品ばかりで、私一人で独占するのはもったいないので、たくさんの人に見てもらいたい!

(全員分の作品を撮りそびれたことをとても後悔しています……本当に全部素敵だった)

 

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太陽やお地蔵さまが見守る中農作業をする男性。

暖かい秋晴れの一日なんだろうなと感じます。

 

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ひとつひとつをバランスよく配置してくれました。

右端の鮭を前方半分しか押していないところが、泳いでいる様子を強調していていい!

ちなみにこの鮭のはんこ、自分としてはあまりうまくできていなくて、

「なんかブリみたいだな……」と思っていたのですが

参加者の皆さんは一目見て鮭だと分かってくれて安心しました(笑)。

 

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網を使って鮭を捕る漁師さん。

色鉛筆で鮭の婚姻色も書いてくれました。

即興で鮭にこの斑点を描ける小学生は、なかなかいないのでは!

 

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色鉛筆を使って水の流れや岩も表現してくれました。

これを作ったのは布部から来た7歳の女の子だったのですが、絵はがきを作りながら

「鮭は川の流れに逆らって泳ぐんだよ」「鮭はね、卵を産んだら死んじゃうの」

など、いろいろ教えてくれました。

「詳しいね。学校で習うの?」と尋ねたら

「ううん、お父さんに教えてもらったの。だって布部に住んでるからね」とのこと。

布部っ子としての誇りを感じさせる言葉にジーンときました。

 

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川の色を丁寧に塗っていました。

この、スコップが川に落ちて水面を揺らす構図がすごい!

とても素敵な発想だなーと感動しました。

 

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農家夫婦の農作業風景。

赤かぶの密集具合、スコップを地面に突き刺して立てる様子など

山北の子ならではの観察眼と表現力だなー。

 

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ボシの女性の両手にクワを持たせたのがすごい!と感動した作品。

熊も鮭をゲットして嬉しそうです。

 

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これ、大好きです(笑)

熊が、クワで頭を割られ、じょろに襲われ、お尻には酒瓶まで……

こういうフリーダムな作品を期待していた!

鮭の周りで水が跳ねている様子も躍動感があっていい!

 

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今回はんこの持ち手製作をお願いした、勝木の斎藤建宅の斎藤信秋さんも体験してくださいました。

山北人には見慣れた秋の風景をはがきに再現。

じょろが多い年は積雪も多いといいますが、今年はどうなのか気になりますね~。

 

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いかがでしたか?

どれもこれも、その人にしかできない絵はがきができて最高ですよね!


今回の絵はがき製作体験には狙いがありました。


初めての小中学校と連携してのさんぽく祭開催だったため、子ども向けに何かやりたいと考えたのが最初です。
高校、大学への進学や就職などで、将来子どもたちの多くが山北を出て行ってしまう。
それでも、心のどこかに山北への思いは持ち続けて欲しい。
山北を象徴するモチーフのはんこは、山北で生まれ育った子ども達にとって、今は何の変哲もない当たり前の日常風景かもしれません。
でもいずれ外に出た時にふと、ボシの女性や赤かぶや鮭やじょろを思い出して山北を懐かしむ。
そのきっかけに、この体験がいつかつながることができれば。
そんな大層な思いを抱いて出店しました。


はんこは、さんぽく祭の1日しか出番がないのは寂しいので
今後どこかで使ってもらえる機会を作れないかなーと検討中です。