宮城の中学生、小俣で生き方を学ぶ!(後編)
5月22日(水)~23日(木)にかけて
宮城県仙台市の宮城教育大学付属中学校2年生4人の教育旅行受け入れを行いました。
1日目の様子はこちらから。
さて、2日目の23日は、前日にチェキで撮った写真を基に
小俣の魅力を紹介するマップを作ってもらいました。
模造紙に印刷した小俣の地図にチェキを載せていき
なぜその風景を魅力的に思ったのかのコメントを書いてもらいました。
短い時間ではありましたが、楽しみながら作業してくれたようです。
その後、小俣が誇る山「日本国」のふもとの小屋に移動。
地元のお母さんふたりから、郷土料理「けんさ焼き」の作り方を教わりました。
けんさ焼きは、くるみ味噌を塗った焼きおにぎり。
木の串に刺していろりの火で炙ります。
昔、剣の先におにぎりを刺して作ったから
「剣の先」=「けんさ焼き」という名前になった
……という伝承もあるそうです。
おにぎりを握り、網の上で軽く焦げ目がつくまで焼いてから
串に刺して味噌を塗り、再び炙ります。
できたて熱々をほおばると、お米のうまみとくるみ味噌の甘みで幸せいっぱい。
4人も笑顔で食べていました。
お食事タイムの後は、午前中に作成した魅力紹介マップをお母さん達に発表。
初めて訪れた小俣で見つけた気になる風景を説明してくれました。
熱心な紹介に、お母さん達も興味津々。
身を乗り出して地図に見入っていました。うーん、いい光景。
これで2日間の活動が終わりました。
最後にまとめの時間を取り、中学生4人から感想をもらいました。
・空気、空、山など景色がきれい
・地域おこし協力隊員が地域に根付き、信頼されていることを感じた
・チェキを使ってのまちあるきが楽しかった
など、嬉しい言葉をたくさんもらいました。
4人中2人が
「地域おこし協力隊という仕事に興味を持った(将来の選択肢のひとつとして)」
と言っていたのには
「中学生の人生設計に干渉してしまった?!」と少々焦りましたが(笑)
それだけ山北・小俣での活動に魅力を感じてもらえたのかな、と思うと誇らしくもあります。
短い時間ではありましたが、とっても充実した教育旅行となりました。
始終真摯な態度で活動してくれた、素直でかわいい中学生達。
この教育旅行をきっかけに、田舎の魅力を感じるのはもちろんですが、
自分たちの暮らす地域を見直しさらに好きになってくれたら最高にうれしいな、と思います。
いつかまた、旅行などで山北を訪れてね。
そして私にとっては、大好きなまちあるきを企画できたことも今回得た大きな収穫でした。
協力隊任期中に、また似たようなことをやりたいな~。
歩く集落やテーマなど、アイディア募集中です!
あ、ちなみに、中学生達が作ってくれた小俣マップは
小俣の公民館に飾ってあります!
ぜひ見に行ってみてくださいね(^^♪